[解説]ピグマリオン効果とは?その由来や日常での応用の仕方!

 

みなさん、こんにちは!

 

今回このページではピグマリオン効果というものを紹介しいていきます。

ピグマリオン効果とは期待されれば良い結果が出ることです。

 

とても簡単で日常でも応用できるものなので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ピグマリオン効果とは?その意味は?

 

 

心理学の中でも、ピグマリオン効果はとても有名なものになります。

でもピグマリオンと聞いても何のことかさっぱり分かりませんよね。

 

実は「ピグマリオン」というものは、古代ローマの『変身物語』に出てくる王様の名前です。

 

その物語はこんなお話です。

ピグマリオン王は現実の女性に飽き飽きしていたので、ある時に自分で理想の女性を彫刻しました。

そしたら、ピグマリオン王はその女性の彫像に恋をしてしまいました。

でもその女性の彫像は現実では生きているわけではなく、動くはずもありません。

そのため必死に彫像が人間になるように願います。

それを見た神が女性の彫像に命を吹き込んであげ、最終的にはピグマリオン王の妻となります。

 

簡単にまとめるとこんな感じのお話です。

 

この伝説のピグマリオン王の名前から、このピグマリオン効果という心理学用語が生まれました。

 

心理学の意味では、

「他の人から期待されたり褒められると、その期待に応えようと学習や作業などで良い結果が出せる」

となります。

 

古代ローマの物語で、神が願いという期待に応えて女性の彫像を人間にしました。

それを元にして現実世界では、期待されることによって良い結果を出せるようになるという意味になったそうです。

とても面白い由来ですよね。

 

では次にどうやってピグマリオン効果が発見されたか、実験内容をふまえて説明していきます。

 

ピグマリオン効果が証明された実験はどんな感じだった?

 

 

1960年代にピグマリオン効果の実験は行われました。

ピグマリオン効果の実験は人に対してと、動物に対してのものがあるので1つずつ紹介していきます。

 

動物に対しての実験

 

 

アメリカの心理学者であり元ハーバード大学教授でもあるローゼンタールが、大学の心理学で迷路の実験をするために、何匹かのネズミを用意しました。

 

そのネズミたちを2つのグループの学生たちに渡しました。

 

1つ目のグループに渡すときには、「このネズミたちは賢くてとても訓練されている」と伝えました。

反対に2つ目のグループには「このネズミたちは、とてものろまなネズミだ」と言って渡しました。

 

ですが実際にはネズミたちの能力に差はありません。

 

そうすると、

1つ目のグループの学生たちはネズミを丁寧に扱いました。

 

ですが2つ目のグループの学生たちは、1つ目のグループよりもネズミをいい加減に扱ったのです。

 

ここから分かるように、学生たちのネズミへの期待の大きさにより実験の結果が変わりました。

そこでこのような結果が他の環境でも現れるのではないかと思い、次のような教育現場での実験も行われました。

 

人に対しての実験

 

 

これはサンフランシスコの普通の小学校で行われた実験です。

 

生徒たちにはハーバード式突発性学習能力予測テストというものを受けさせました。

テストを行う際に、このテスト結果から成績が伸びる生徒が割り出せると伝えました。

 

しかし、生徒たちに受けせせたテストは普通の知能テストで、成績が伸びる生徒が分かるわけではありません。

 

このテストの後、担任の先生に成績が良かった生徒ではなく、ランダムに選んだ生徒の写真を見せました。

そして、この生徒たちの成績がこれから伸びるということを伝えました。

 

そうすると本当に数ヶ月の間に生徒の成績が伸び始めたのです!

 

なぜこうなったのかと言うと、担任の先生は成績が伸びると思われる生徒に期待を持ちました。

 

そうするとその生徒たちも、先生から期待されていることを感じます。

それにより生徒たちが期待に応えようとし、成績が向上していったのです。

 

これらから分かるように期待があるかないかで、そのあとの行動が大きく変わっていますね。

なのでピグマリオン効果を日常に活かせれば人間関係をより上手くいかせる事が出来ると思います。

 

次にピグマリオン効果をスポーツと教育にどうやって活かすかを紹介していきます!

 

ピグマリオン効果をスポーツに応用したい!どうしたらいい?

 

 

指導者と選手の間の応用

 

スポーツには指導者と選手がいます。そしてこの関係はとても大切なものですよね。

なので指導者はどうやって選手の力を引き出したり、能力を上げたりするのかが大事になってきます。

 

そこでピグマリオン効果を使います。

 

例えば、

指導者は選手が良いプレーをしたり結果を出したときに、良かったところを褒めてあげたり、

他には普段の指導のときから、態度や言葉で選手へ期待していることを示します。

 

こうすることで選手は指導者の期待に応えようと、より努力をしたり真面目にスポーツに取り組むはずです。

それだけでなく、選手は指導者から期待されていることを、1人の人間として認められていると感じることもできます。

 

結果として、お互い尊敬しあえる良い関係を作る事が出来ると思います。

 

選手同士での応用

 

指導者と選手の関係だけでなく、選手と選手の関係もとても大切なものになってきますよね。

特に団体競技は、練習も試合もチームで一緒に行うので、人間関係が大事になってきます。

 

ここでもピグマリオン効果は使えます。

 

例えば、

仲間の良いプレーには声を出して良かったと言うことを伝えたり、

下手な人や上手くいかない人に対して、アドバイスをしてあげて、期待をしているという事を示してあげてください。

 

お互いのプレーに期待をしながらスポーツに取り組むことにより、チームメイトみんなで高め合って成長する事ができます。

 

このようにピグマリオン効果をスポーツに応用することによって、多くの良い人間関係を築くことができそうですね。

スポーツは精神面も大切になってくるので、ぜひピグマリオン効果を取り入れてみてください。

ピグマリオン効果を教育に応用するにはどうする?

 

ここではピグマリオン効果を、どう教育に応用するかを紹介していきます。

 

学校内での応用

 

 

このページ内で紹介したピグマリオン効果が実証された実験のように、教師が生徒へ期待するかどうかで成績の良し悪しは変わりました。

 

これを応用して、

教師は生徒に対して成績が良くなると思い込んでみてください。

 

なぜかと言うと、考えが変わると行動も変わるからです。

 

行動を変えることができれば、自然と生徒たちへ期待の念を込めて接することができると思います。

そうすると生徒たちも期待に応えようと、より熱心に勉強に取り組むはずです。

 

家庭内での応用

 

 

学校は教育する場所ですが、家庭内でも教育はあります。

学校にいる時間よりも家にいる時間の方が多い時もあるので、家庭内の教育は非常に大切ですよね。

 

そのためにぜひ自分の子供の成績に無関心になるのではなく、良いと思ったらならば褒めてあげてください。

たとえ良くない成績だとしても、呆れたり、怒ったりするのではなく、子供と一緒に成績が良くない問題を解決してあげてください。

 

そうすれば子供も親から期待されていると思い、自主的に動けるようになると思います。

 

ピグマリオン効果は様々な部分で効果をもたらすので、子供の色んな部分を褒めてあげて、期待してあげてみてください。

そうすれば、学校などの成績以外の部分も伸ばせて、親子間で良い関係を作りあげられると思います。

 

どうでしょうか、日常でのピグマリオン効果の使い方が分かっていただけたのではないかと思います。

ぜひあらゆる場面でピグマリオン効果を応用して、より良い人間関係を築きあげてください。

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ピグマリオン効果のまとめ

 

ピグマリオン効果について簡単にまとめていきます!

 

ピグマリオン効果とは、期待されたり褒められると良い結果が出ることです。

 

ネズミを使った実験と小学校で行われた実験があり、どちらも期待があるものは良い結果が生まれました。

そこから、期待があるかどうかで結果に差があることが実証されました。

 

スポーツへの応用の仕方

  • 指導者は選手の良いプレーなどを褒めてあげて、期待をしていることを示してあげる
  • 選手同士でも良いプレーには声を出し合って、良いプレーだと言うことを伝え合う。
  • 選手間で良いプレーができない人や下手な人にはアドバイスしてあげる。

 

教育への応用の仕方

  • 学校内では教師は生徒の成績が良くなると思い込む。
  • 家庭内では子供に対して、成績や他の成果を褒めてあげる。
  • もし自分の子供が良い結果を出せなかった場合には一緒に問題解決をしてあげる。

 

 

ピグマリオン効果は色んな人間関係で使えると思えるので、ぜひ取り入れてみてください!

 

 

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