
このブログを選び、読んでくれてありがとうございます。
今回は心理学用語でもある、『ダブルバインド』について紹介していきます。
ダブルマインドは日常でもよく起こっています。
なので、知らない間に心が傷ついたり、ストレスを抱えたりしているかも。
自分を守るためにもこのページを読んで、どんな現象かを覚えていってくださいね。
こんな人に読んでほしい!
- ダブルマインドについて知りたい人
- 自分の心を守る方法を知りたい人
- 恋愛で使える心理学を知りたい人
それでは、早速みていきましょう!
目次
ダブルバインドとは?その意味は?
ではさっそく、『ダブルバインド』の意味を紹介します。
ダブルマインドとは、
2つ以上の矛盾した命令を受け取ることによって、精神的にストレスがかかった状態のこと。
これは日本語では『二重拘束』と言う意味です。


分かりやすく2つ例を紹介していくよ。
ダブルバインドの具体例1、会社の上司

具体例の1つ目は会社の上司です。
会社内でのパワハラって、とても問題視されていますよね。
いくら自分よりも権力が上で偉いからって、許せない発言や行動はあるはず。
「これはちょっとおかしいでしょ!」
「なんで、ずるい!」
耐えきれず、上司にこう思ったこともありますよね。
例えば、こんなやり取りです。
上司と部下の会話の例
上司 「◯◯、ちょっとこっち来い!」
部下 「はい!」
上司 「ここの書類の部分いくつかミスがあるぞ」
部下 「すみません!すぐ作り直してきます」
上司 「ちょっと待て!なんでこうなったか説明してみろ」
部下 「いや、僕の単純なミスなので特に理由は…」
上司 「隠さないでちゃんと話してみろ。なんでミスしたんだ?」
部下 「いや、最近少し働きすぎで、疲労が溜まっていて…」
上司 「言い訳をするんじゃない!」
これは上司と部下の会話の例を、僕が想像で作ってみたものです。
どうでしょうか?現実味はありますか?(笑)
ここでは、上司は2つの矛盾した事を言っていますよね。
この2つです。
上司は説明を求めたのに、部下が説明をしたら
「言い訳をするんじゃない」と怒ってくる。
これでは、どうすれば良いのか分かりませんよね。
こんな事が起きることによって、
「これはちょっとおかしいでしょ!」
「なんで、ずるい!」
と感じてしまい、精神的にもストレスがかかる。
この現象が「ダブルマインド」です。
ダブルバインドの具体例2、親子

家庭内でもダブルマインドは起こっています。
具体例の2つ目は親子です。
親は子供を教育する立場で、子供から尊敬される人にもなりたいはず。
でも、知らない間に子供を傷つけているかも。
例えば、親子間ではこんな感じの会話があります。
親子の会話の例
親 「〇〇、このあいだのテストどうだったの?」
子 「ええと、あんまり良くなかったから見せられないな」
親 「そんなこと言わないで見せなさい!絶対に怒らないから」
子 「はい、これ…」
親 「なんでこんな低い点数なの!あんだけちゃんと勉強しなさいと言ったのに!」
子 「ごめんなさい…」
親 「もういい、好きにしなさい」
子 「今から少しテレビ見ていい?見たい番組があるんだ」
親 「何であんな点数とったのに、反省もしないの!」
この例の中では、矛盾していることが2パターンあります。
子供の頃、親に対して「なんで怒るの?」って思うことがあったはず。
でも大人になったら、意外と自分の子供に矛盾した態度をとってしまう。
だから、私たちは無意識に矛盾したことを言って、相手にストレスを与えているかもしれませんね。
でも安心してください。
ダブルマインドを受けた時の対策方法はあるので、次の章で紹介していきます。
ダブルバインドの対策方法とは?

ここまで読んでくれた方は、ダブルバインドの厄介さが分かりましたよね。
このダブルマインド、真面目で素直な人の方が影響を受けやすいのではないかと思います。
相手の態度を真面目に受け止めてしまうから、ストレスが増えていく。
ダブルマインドによって、誰でも精神的負担がかかる可能性はあるので、対策方法を覚えておいてください。
分かりやすいように、先ほどの具体例1の上司との会話の例を使って説明します。
上司は部下に向かってこの2つの発言をしました。
ダブルマインドの対策には、2つ目の発言を肯定してあげます。
上司 「言い訳をするんじゃない」
部下 「そうですね、言い訳は良くありませんよね」
こうすることによって、上司は自分の発言が相手に伝わり、理解されたと思います。
すると、それ以上のことを、上司側からは言いにくくなるはず。

注意としては、ダブルバインドをしてしまう人に対して言い返すのはダメです。
余計な刺激を与えて、もっと怒るかもしれません。
なので、無駄な争いをしないと自分に言い聞かせ、相手の発言を認めてあげましょう。

ダブルバインドを恋愛で応用したい!どんな方法がある?

今まで紹介してきたダブルバインドは、相手の心を、2つの相反することで縛りつけていたので、悪い印象に見えたはず。
でも恋愛で上手に利用すれば、大きな効果を期待できます。
つまり、相手にNOと言いづらくさせることができるのです。
例えば、食事を誘う時にこんな言い方をします。
「土曜日の夜、一緒にご飯を食べに行かない?」
「お寿司とパスタだったら、どっちを食べたい?」
一緒に食べる前提で、候補を2つ勝手に作っていますよね。
この方法で、相手がどちらかを選ぶ必要がある状況に誘導する。
すると、相手は誘いに対して「NO!」と言うタイミングを無くします。
この理由としては、相手が選んでくれた場合、後から候補を変えることはリスクがあるから。
相手が一度決めたものを変えてしまうと、そのタイミングで断られてしまう可能性があります。
なので、自分も相手もいいと思えるようなものを、最初から候補に入れてあげてください。
他にも恋愛で使える心理テクニックはたくさんあるので、ぜひこれらも読んでみてください!
ダブルバインドのまとめ
最後に簡単にこのページ内をまとめていきます。
以上がダブルバインドの紹介でした。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。