



思わずベルトも買ったんだけど、ほとんど使ってないの。

本当はいらないのに、ついで買いをすることは多い。
ついで買いをする理由は、テンションリダクション効果が働いているから。
今回は『テンションリダクション効果』について紹介していきます。
こんな人にオススメの記事!
- テンションリダクション効果を知りたい人
- ついで買いの心理テクニックを知りたい人
それでは、さっそく見ていきましょう!
テンション・リダクション効果とは?

テンション・リダクション効果とは
緊張状態がなくなることで、気が緩んで判断ミスしやすい現象
例えば、店員さんとのこんな会話


うーん悩みます。ちょっと考えさせてください。




高い買い物をするときに緊張しますよね。
すぐに買うのではなく、少し悩むことが多いはずです。
高い買い物だったら
商品について色々と考えてから判断を下すはず。
けれど、ひとまず判断が終わると、人間は緊張状態から解放され気が緩みます。
「緊張の糸が切れる」と言うものです。
すると、注意力が散漫になり判断力も鈍る。
その状態を狙って、店員さんは他の商品も勧めます。
すると緊張が緩んでいる状態なので、深く考えずに判断を下し、言われた通り買ってしまうのです。
店員さんが勧めなくても、ついで買いをすることはある。
例えば
これらを買ってしまった人も、テンションリダクション効果の働きによるものかもしれません。
緊張が緩んだ帰り道!

テンション・リダクション効果が引き起こすのは、何もついで買いだけではない。
「事故を起こしやすくもなる」
何か大事な予定が終わった後。
緊張感があった出来事の後。
これらの場面では、緊張が緩んで注意力が下がり事故を起こしやすくなる。
小学生の遠足の帰り道の前に
「家に着くまで、気をつけて下さい」
こう言ったのも、遠足という緊張状態が解放され、事故が起こるのを防ぐためなのです。
ついで買いを促す心理テクニック!
ついで買いを誘うときには、他の心理テクニックを使っている場合も多い。
『アンカリング効果』と『損失回避の法則』
それぞれの意味を紹介していきます。
アンカリング効果でのついで買い

アンカリング効果を使うことで、お金の感覚が麻痺しやすい。
例えば、車を購入したとする。
車を購入した後に、店員さんがカーナビも必要か聞いてくる。
カーナビの値段は数十万円もするので、簡単には買えないはず。
けれど、重要な点は車を購入していること。
車を購入していると、アンカリング効果が働く。
カーナビだけだと、何十万もするので高く感じる。
しかし、何百万円の車を買った後だと、感覚が少し変わる。
車に比べてカーナビは圧倒的に安いので、カーナビがさほど高く感じなくなるのです。
だから、最初の情報(数百万円の車)によって、その後の意思決定(車を買うかどうか)に影響を及ぼすのが、アンカリング効果になります。
損失回避の法則でのついで買い

損失回避の法則が働くことで、無理にでも買いたくなってしまう。
人間は損をするのが嫌い。
買い物中だと、チャンスを逃したくなくなる。
例えば、9000円のジーンズを買った後、こんな事を言われる。
「15000円以上の買い物で、全体から30%引きになります」
この場合、せっかくの割引というチャンスを逃したくなくなる。
なぜなら、6000円足りなくて割引できないと、損した気分になってしまうから。
だから6000円以上の商品を探して、ついで買いしてしまいます。
欲しかった物をついで買いするならまだしも、割引のために無理やり買ってしまうと良くない。
後から必要でなくなったり、一回も使わなかったりしがちだからです。
なので、損するのを嫌だからと、無理やりついで買いしないように、気をつけて下さいね。
まとめ
テンション・リダクション効果によって、判断力が鈍っている状態には気をつけましょう。
ついで買いではお金の問題が発生し、事故が起きたら生命の危険にさらされる可能性があるからです。
また、色んな心理テクニックによって、ついで買いを促す人が多いので、よく考えてから物を買うようにして下さいね。


最後まで読んでくれて、ありがとうございます!