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今回は心理学用語の『安全基地』について紹介していきます。
いきなりですが、皆さんの心の拠り所は何ですか?
家族、友達、恋人、趣味、仕事、自然、それとも他の何か。
人それぞれ、心が安心できる場所は違いますが、みんな持っているもの。
私たちが無意識に感じている、心が安心できる人や場所(心の拠り所)を安全基地と言います。
今回は安全基地の意味から、条件、作り方まで、幅広く紹介していくので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
こんな人にオススメの記事!
- 安全基地について知りたい人
- 心が安心できる場所を作りたい人
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
安全基地(セキュアベース)とは?その意味は?

安全基地とは
心を守ってくれたり、心の頼りとなる安全な人や場所のこと

安全基地は、文字通りになるのですが、心にとって安全な場所。
安全な場所があるからこそ、私たちは安心して生きていけるのです。
子供の安全基地は家族?


子供ころは、家族の存在がとても大きいはずです。
自分では料理ができない・お金も稼げない・辛いことを我慢できない。
こんな状況である子供の頃は、家族に対して安心感を持つことが多い。
「何か問題があっても、家族が守ってくれる」
「何か辛いことがあっても、家族が救ってくれる」
家庭という安心な場所があるからこそ、伸び伸びと成長することができ、様々なチャレンジをすることもできるのです。
逆に、誰も守ってくれなかったらどうでしょう?
失敗したら助けてくれる人がいないので、怖くて挑戦ができなくなるはずです。
だから、子供が安心できる人や場所が必要になるのです。
大人だって安全基地が必要!

大人は子供から安全基地とされます。
しかし、大人だって安全基地が必要になります。
大人だったら、家族や友達、趣味や仕事など色んな安全基地があります。
自分が安心できる人・場所があることで、辛い事を乗り切れたり、難しい挑戦をすることができる。
例えば
こんな感じに、大人も安全基地があるからこそ、人生がより豊かになっています。
反対に、安心できる場所がないと、辛いときや問題が起きても助けてくれないし、全部一人で背負う必要が出てくる。
だから、心の拠り所を作ることが大切になります!
良い安全基地の条件とは?

良い安全基地の条件は5つあります。
これを知ることで、周囲の安全基地になれますし、自分が安全基地を見つける参考にもなるはず。
この5つ。
- 安全を保証してくれる
- 感受性や共感性がある
- 応答してくれる
- 安定した対応をしてくれる
- 何でも話せる
順番に説明していきます!
1、安全を保証してくれる
まずは、安全を保証してくれること。
誰も、自分を傷つける人や場所のそばにいたくないですよね。
安全であることが分かることで、心の拠り所となるのです。
2、感受性や共感性がある
相手の気持ちを汲み取ってくれたり、相手を理解してくれる。
人は、そんな人と関わりたくなります。
なぜなら、相談をすれば一緒に悩んでくれるし、辛いときには、自分の痛みを分かってくれるから。
それとは反対に、感受性や共感性が低い人は、無神経であるがゆえに相手を傷つけがち。
もちろん、自分を傷つける人には、安心はできないはずです。
3、応答してくれる
応答してくれるものには、安心を持つことができます。
誰でも、こんな状況になることがあるはず。
一人で抱え込むと、もっと深刻な状況になりえるし、どんどん辛くなる可能性もある。
そんな場合に、自分の話を聞いてくれたり、すぐに頼れる人がいると思うと、安心できるはず。
4、安定した対応をしてくれる
気分や状況によって、対応が変わるものは嫌なはず。
例えば
対応が変わりやすい人を頼りにはできませんよね。
それとは違って、
安定した対応をしてくれる人には、安心して接することができるはずです。
5、何でも話せる
何でも話せる相手かどうかも大事。
自分自身をさらけだせたり、色んなこと話しても良いと思える人が、心の拠り所になりやすい。
逆に「隠し事をしたい」「遠慮しとこう」「信頼できない」と思っている相手には、話せなくなる。
安易に話すと、自分に対して危険が及ぶ可能性があるからです。
安全基地の作り方!


5つの条件を満たす人を探そう!
まずは、先ほど紹介した
この5つを満たす人を探すことが大事になります。
そこでポイントが2つあります。
- 自分が5つの条件を満たせる人になる
- 相手を信頼する
自分が5つの条件を満たせる人になる
相手ばかりに安心感を求めるのは良くないです。
なぜなら、周囲の人だって安全基地が欲しいから。
そこで意識して欲しいのが、自分が5つの条件を満たせるように努力すること。
「類は友を呼ぶ」というように、世の中では自分に似ている人が集まってきます。
それを踏まえても、自分が5つの条件を満たしている人間ならば、自然と安全基地になり得る人が見つかる。
さらに、自分も相手の安全基地になれれば、お互い助け合って信頼し合う、WinーWinの関係を作ることができるはずです。
相手を信頼する
相手を信頼するようにしましょう。
5つの条件を満たしている人がいても、
こんな感じに疑心暗鬼になっては、いつまで経っても、安全基地が見つからない。
だから、良さそうな人がいたら、相手を信頼してみましょう。
人以外も安全基地になれる!
安全基地は、何も人だけではありません。
これらも、安全基地になり得るのです。
もしあなたが、人と関わること以外で安心を感じるなら、それらを安全基地にしている可能性がある。
もちろん、人と人以外の両方に安全基地を作っている人も沢山いる。
だから、リアルな人に安心感を持てないなら、無理に安全基地にしなくても良くて、人以外を心の拠り所にしても大丈夫。
注意としては、SNSなども心の拠り所になり得るが、心が疲労したり傷つく恐れがあること。
だから、自分の心と相談して、自分に合っている安全基地を作っていきましょう!


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最後まで読んでくれて、ありがとうございます!