【コントロール幻想】とは?雨男・晴れ女を信じてしまう現象!

 

どんま
こんにちは!どんまです。

今回は心理学用語の『コントロール幻想(制御幻想)』について紹介していくよ。

 

皆さんは『コントロール幻想』という言葉を聞いたことがありますか?

『制御幻想』とも言われるものですが、私たちの日常でもよく起こる現象になります。

 

この現象を知ることで、新しい視点が手に入ると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください!

 

それでは、さっそく見ていきましょう!

コントロール幻想(制御幻想)とは?その意味は?

 

 

コントロール幻想(制御幻想)とは

自分の力が及ばない物事に対しても、自分で制御したりコントロールできると考えること

 

私たちの世界では、自分の力じゃどうしようもないことが、沢山ありますよね。

ところが、人は力が及ばないものに対しても、考えたり祈ることで、制御・コントロールできると思いがちです。

 

学校のテストを例に挙げてみます。

学校のテストは、しっかりと勉強をすれば解ける問題がほとんどですよね。

 

ですから、テストで高得点を取れるかどうかは、勉強に対する取り組み次第なので、自分の力によりどうにかなります。

しかし、テストで出す問題を自分で決めることはできませんよね。

 

先生がテストを作るので、どんな問題を出すかをコントロールしているのは、先生になります。

 

そうであるのに、祈ったりすることで、自分が勉強した範囲の問題が出ると期待する生徒がいます。

この勘違いこそが、コントロール幻想になります。

 

馬蜂くん
うわっ!いつもテスト前は徹夜して、やったところ出るように祈ってたわ
どんま
そうしたら、どんな問題でた?
馬蜂くん
見事に、勉強していないところばかり出たよ
どんま
ほら〜笑

 

コントロール幻想(制御幻想)の具体例!

 

コントロール幻想は、気づかないうちに私たちの日常でも働いています。

そこで、2つのよく起こる具体例を紹介していきます。

 

具体例1、宝くじ

 

 

まずはこちらを見てください。

  • 自分で6桁の番号を選んで買った宝くじ
  • 最初から6桁の番号が選ばれている宝くじ

 

どちらの方が当たる確率が高いと思いますか?

 

皆さんもお分かりの通り「当たる確率は同じ」です。

 

それでも、実際に自分で番号を選んでみると分かりますが、なんか当たる感じがしませんか?

以前、僕も自分で選んで買ったとき、少しだけ期待していました(笑)

 

また、どの店舗で買っても当たる確率は同じであるのに、遠くまで足を運ぶ人もいますよね。

この理由は「自分の行動次第で当たる確率をコントロールできる!」と何となく思っているからなのです。

 

具体例2、天気

 

 

雨男・晴れ男・雨女・晴れ女」という言葉をよく口にしたり、耳にすることがありますよね。

ある人がいると、天気が変わるという不思議な現象です。

 

しかし冷静に考えると、人間は自然の現象に対して太刀打ちすることはできません。

天気を予想することは可能ですが、天気をコントロールはできないのです。

 

それでも、コントロール幻想が働くと、何となく天気を変えられると信じてしまいます。

コントロール幻想(制御幻想)の4つの要因!

 

 

コントロール幻想が働くのには、4つの要因があるとされています。

 

4つの要因!

  1. 選択機会
  2. 関与
  3. 親近性
  4. 競争

 

順番に説明していきます。

 

1、選択機会

 

選択機会とは、自分で選択すると、制御・コントロールできると思うことです。

 

例えば、自分で番号を選んで宝くじを買うと、当たりそうな気がすること。

 

2、関与

 

関与とは、自分から関わることで、制御・コントロールできると思うことです。

 

例えば、自分で買いに行った宝くじの方が、人から貰った宝くじよりも当たりそうな気がすること。

 

3、親近性

 

親近性とは、自分の状況に近くて親近感があるものは、制御・コントロールできると思うことです。

 

例えば、日本人が宝くじを買う場合、英語の宝くじよりも日本語で書かれた宝くじの方が、当たりそうな気がすること。

 

4、競争

 

競争とは、能力が高かったり・よく考えることで、制御・コントロールできると思うことです。

 

例えば、当たる法則について、研究したり考えまくってから買った宝くじは、当たりそうな気がすること。

 

不思議な老人ホームの実験!

 

 

どんま
老人ホームで行った2つの実験が、コントロール幻想についての新しい視点をくれたんだ。

 

観葉植物の実験

 

老人ホームに観葉植物を配った。

 

そして、老人ホームの人たちを、2つのグループに分ける

 

  • グループAの老人たち:貰った観葉植物を、代わりに職員さんたちに世話をしてもらう
  • グループBの老人たち:貰った観葉植物を、自分で世話をした

 

その後、しばらくしてから老人ホームを訪れると、不思議な光景を目にします。

 

「グループBの老人たちの死亡率が、グループAの老人たちの半分ほどだったのです!」

 

もう1つ実験を紹介していきます。

 

学生ボランティアの実験

 

学生が老人ホームを訪れ、ボランティアをすることになりました。

 

その時に、老人たちを2つのグループに分けました。

 

  • グループAの老人たち:ボランティアのスケジュールを、学生たちに決めさせた。
  • グループBの老人たち:ボランティアのスケジュールを、自分たちで決めた。

 

数ヶ月後、老人たちにある変化が起こります。

 

スケジュールを自分たちで決めた、グループBの老人たちの薬の服用量は減り、幸福度も上がったのです!」

 

 

これらの2つの実験からこんなことが分かります。

自分で物事を制御・コントロールすると、心も体も健康になり、人生に対しての幸福感が上がる。

 

コントロール幻想は悪いものではない!

 

 

先ほどの、老人ホームの実験からも分かるように、物事に対して自分で制御・コントロールできると思うことで、不思議でポジティブな力が働きかけます。

 

そこで、最後にコントロール幻想との向き合い方について、僕の意見を言っていきます。

 

物事には「自分の力の及ぼこと+自分の力が及ばないこと」がありますよね。

 

なので、自分の力が及ぶことに対しては、誠実に真っ直ぐと向き合いましょう。

つまり、自分の力が及ぶ範囲で悪いことが起きても、周囲の人や環境のせいにするのではなく、自分の努力不足だと考えます。

 

そこで問題は、自分の力が及ばないことです。

コントロール幻想では、これも制御・コントロールできると考えていましたよね。

 

僕の意見としては、「何をしても自分の力が及ばないんだ!」とマイナスになる必要はありません。

そうではなくて「多少は制御・コントロールできるんだ!」ぐらいの気持ちの方が良いと思います。

 

そこで、ポイントが2つあります。

  • 自分の力が及ばないことに関しては、どんなことが起きても受け入れる
  • 自分の力が及ばないことを理由に、自分の力が及ぶ範囲をサボらない

 

この2つのポイントを守れると良いです。

 

どんま
世の中には予想できないことや、不思議なことは沢山あります。

それらに悲観的なるのではなく、上手に付き合っていくのが大事ですよ。

関連する用語

 

どんま
関連する心理学用語です。

記事のリンクもあるので、ぜひ読んでみてね!

 

プラシーボ効果
  • 体に良い成分を持っていない薬を服用したにも関わらず、症状や状態が改善されたり回復すること

【心理学】プラシーボ効果の意味とは?実験や実例を含めて解説!

 

バーナム効果とは
  • 誰にでも当てはまりそうな曖昧なことや、性格の特徴を、あたかも自分のことだと勘違いしてしまう現象

[解説]バーナム効果って何?その由来や応用の仕方!

 

後知恵バイアスとは
  • 結果が分かった後に、その結果が予測可能であったと思うこと

【後知恵バイアス】とは?「やっぱり、そう思ったわ」という人には注意!

 

最後まで読んでくれて、ありがとうございます!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です