
このページ内で分かること!
- アンビバレンスについて
- 自分の感情との向き合い方
- 相手に好意を持ってもらう方法
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
アンビバレンスとは?その意味は?

アンビバレンスとは
ある対象に対して、同時に2つの相反する感情や態度が現れること

2つの相反する感情や態度と聞いて、こう思う方もいるかもしれません。
「えっ、それって多重人格者のこと!?」
確かにアンビバレンスが強く働きかけると、多重人格のような症状も出てしまいます。
しかし程度は小さいものの、私たちも日常の至るところでアンビバレンスが働きかけているのです。
イメージしやすいように、次の章では例を挙げていきます。
アンビバレンスの例!

アンビバレンスの働きは、多くのパターンがあります。
そこで今回は、その中から5つのパターンを選んで紹介していきます。
1、好き+嫌い
相手の人が好きがあまり、殺してしまったというニュースを見たことがあると思います。
こういった行為をしてしまうのは、愛情と憎悪という2つの感情が同時に出ているからです。
また、好きな人に冷たく接してしまうなども、好きと嫌いという2つの態度が現れている状態です。
2、食べたい+食べたくない
「美味しそう!でも食べたら太っちゃう」
「お腹すいた〜、でも今ダイエット中だからなー」
「食べたいけど、食べたくない」と言った経験は誰にもあるはずです。
僕も、食べるかどうかめちゃくちゃ悩みます(笑)
3、練習したい+休みたい
「怪我をしてしまった、でも練習しないと!」
「今日は体の調子悪いな、だけど試合も近いから練習したい!」
スポーツでは、休んだ方が良い状況でも、焦りや不安から練習したくなる状況があります。
またスポーツ以外でも、勉強や仕事でこんな経験をする人がいます。
4、会いたい+会いたくない
様々な理由により、恋人や友達、家族などに会いたくても、会ってはいけない状況はありますよね。
自分の気持ちは「会いたい」だけど、相手の気持ちを考えると「会いたくない」
なので、アンビバレンスにより、凄く複雑な気持ちになってしまうこともあるのです。
5、欲しい+欲しくない
「〇〇が欲しい!だけどお金がない!」
「彼氏(彼女)が欲しい!でも仕事に集中したい!」
欲しい+欲しくないのパターンも起こりがちです。
アンビバレンスに支配されるな!

「アンビバレンスに支配されるな!」
なぜなら、アンビバレンスに陥ると問題が起こってくるからです。
自分がアンビバレンスに陥るパターンと、相手がアンビバレンスに陥る2パターンがあります。
このように、アンビバレンスにより自分・相手どちらにも嫌気がさします。
ですからアンビバレンスに支配されると、色々と面倒になるのです。
アンビバレンスの対策!

先ほど「アンビバレンスに支配されるな!」と言いましたが、正直めちゃくちゃ難しい行為です。すみません。
なぜなら、2つの感情とも嘘ではないですし、それらを完全に押し殺すことはできないからです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
そこで僕は、この対策方法をオススメします。
対策方法:自分に対して最終的に利益のある方を選ぶ
例えば「〇〇が欲しい!だけどお金がない!」という状況があるとします。
「欲しい+欲しくない」パターンですよね。
ここで大事なのは、その時だけ出てきた感情でなく、最終的に利益があるかどうかです。
ですから意識するべきポイントは「〇〇が欲しい!」の〇〇の部分です。
友達が流行りの服を着てきて、それを見て自分も「流行りの服が欲しい!」と思ったら注意が必要です。
なぜなら、その感情は一時的なものですし、最終的に自分に利益があるのかも微妙です。
ましてや、お金が無い状態なので、優先すべきことではないからです。
もしプログラミングを始めたくて「プログラミングの教材が欲しい!」と思ったら、その感情は優先すべきです。
続けられるかどうかは別として、プログラミングの知識は最終的に利益になる可能性が高いからです。
「その時の感情も大切だから優先すべきでは?」
「何が自分に利益になるのかは、わかりっこない!」
という反論もありそうですが、この場合は仕方ないです。
感情自体が相反しているので、2つとも優先できないからです。
ですから、自分に対して最終的に利益のある方を選ぶのが、後々自分に対しての救いになると思います。
アンビバレンスを活用して好感度UP!

実は、アンビバレンスを上手に活用して相手を表現すると、好感度が上がると言われています。
人は、同時に2つの感情や態度を持ちがちです。
ところが2つのうち1つは、意識・無意識的に閉じ込めて、表には出さないようにしています。
つまり「私たちが普段見ている表の顔」+「私たちに隠している裏の顔」があるのです。
好感度が上がるのは「私たちに隠している裏の顔」を表現することです。
例えば、いつも明るく振舞っている子に対して
「本当は色々と落ち込んだり、気分が悪い時もあるよね?」
真面目できちっとしている人に対して
「本当はガサツだったり、めんどくさく感じることもあるでしょ?」
こんな感じで、相手の隠しているであろう部分(裏の部分)を表現してあげます。
すると相手は「この人はよく見てくれている!」と感じ、好意を持ってくれるはずです。
効果があるので、皆さんもぜひ試してみてください!
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最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
今回は心理学用語の『アンビバレンス』について紹介していくよ!