【寛大効果(寛容効果)】とは?評価が上手にできなくなる現象!

 

どんま
こんにちは!どんまです。

今回は心理学用語の『寛大効果』について紹介していくよ!

 

いきなりですが、皆さんは周囲の人を評価する機会がありますか?

学校の教員や会社の人事部の方だと、人を評価する場面がとても多いはずです。

 

それ以外でも、私たちは他人を評価するつもりがなくても、普段から無意識に評価することがあります。

 

その際に、人それぞれを正しく評価できていることは意外に少ないのです。

その理由は、寛大効果が働いているからです!

 

寛大効果は、別名で『寛容効果』とも言われているものです。

今回は、意味から対策方法まで幅広く解説していくので、ぜひ最後まで読んでください。

 

こんな人にオススメの記事!

  • 寛大効果(寛容効果)について知りたい人
  • 人間関係を豊かにしたい人

 

それでは、さっそく見ていきましょう!

寛大効果(寛容効果)とは?その意味は?

 

 

寛大効果(寛容効果)とは

相手の良い部分はより強調され、悪い部分は寛大に評価される現象

 

つまり、相手に良くない部分があったとしても、そこを受け入れてしまい、悪い点だとは思わないのです。

 

例えば、尊敬する人です。

自分が尊敬している人に対して、よく寛大効果が働いています。

 

そもそも、なんで尊敬しているのでしょうか。

自分が「凄い」「良い」と思っている部分を、尊敬している人が持っているからですよね。

 

尊敬という気持ちが多いと、主観が入りすぎてしまい、相手の長所を過大評価してしまいます。

 

それとは反対に、尊敬している人の短所はどうでしょう。

短所があったとしても、悪く感じすぎないですよね。

 

尊敬している人の短所が分かったとしても、

「そんなに気にならない」

「短所があるのは、しょうがないことだ」

「長所があるから良いじゃん」

 

こんな感じに思うことが多いはずです。

 

これらが原因で、尊敬している人に対しては、正しい判断ができなくなってしまいます。

 

この程度なら良いのですが、寛大効果が働き、良くない問題が起こることもあります。

それについては、次の章でお話ししていきます。

 

寛大な評価による問題点!

 

 

寛大な評価が原因で起こってしまう問題点を、2つほど紹介していきます。

 

1、差別が生まれてしまう

 

寛大効果が働くことで、差別が生まれる可能性があります。

 

例えば、ある上司には2人の部下AとBがいたとします。

部下Aと部下Bが同じ事をしても、寛大効果が働くか否かで評価は大きく変わります。

 

上司が部下Aを好んでいて、部下Bには何も思っていなかった場合を考えます。

 

好んでいる人に寛大効果が働くと、他の部分にも影響されます。

 

ですから、この状況下では、部下それぞれが同じ成功をしたとしても、上司は部下Aの方を高く評価するでしょう。

 

反対のことも言えます。

もし、どちらの部下も同じミスをしたとしても、部下Aの失敗の方が許されやすくなります。

 

このように、評価基準が曖昧になり正しく評価できなくなると、差別が生まれてしまいます。

どんま
これは仕事場だけでなく、様々な場面で起こり得るので、注意する必要があるよ

 

2、DVに抵抗しない

 

寛大効果が働く事で、DVに抵抗できなくなります。

 

恋人に暴力を振られているにも関わらず、別れられなかったり、助けを求めたりできない人がいますよね。

この状況が起きるのは、正しく判断ができなくなっているからです。

 

相手が好きだからこそ、付き合ったり結婚したりしたはずです。

ですから、相手の良い部分はもちろん認めますし、多少悪いところが見えても我慢しがちです。

 

すると、恋人に暴力を振られたとしても、

「外では優しい人だ」

「たまに暴力を振ってしまうのは仕方がない」

 

つまり、良い部分は過大評価し、悪い部分は寛大に評価するのです。

 

DVを受け入れてしまうと、人生が狂ってしまう恐れもあります。

ですから、寛大効果による人生への影響は、とても大きいのです。

 

寛大効果が働く理由!

 

 

寛大効果が働くのは、2つの理由があります!

順番に見ていきましょう!

 

1、人間には好き嫌いがあるから

 

1つ目の理由は、人間には好き嫌いがあるからです。

 

好き嫌いは、誰でも起こってしまう現象ですよね。

たとえ好き嫌いあったとしても、他人のことを公平に見ることができるなら良いです。

しかし、全員が公平に判断できるわけではありません。

 

多くの人は、好きな人に対して良い部分を探します。

逆に嫌いな人に対しては、関係ない部分まで悪く見えてしまいます。

 

ですから、好き嫌いがあることで、正しい評価がしにくいのです。

 

2、長所を認め、短所は悪く言わないという教え

 

2つ目の理由は、長所を認め、短所は悪く言わないという教えがあるからです。

 

皆さんも良く聞きますよね。

「相手の長所はちゃんと認めてあげなさい」

「相手に短所があっても、悪く言わないようにしなさい」

 

長所を認めてあげるのは、相手も嬉しいですし、素晴らしい行為です。

また短所に口出ししすぎないのも、相手を傷つけることを防ぎます。

 

しかし、他人を尊重したり気を使うのが良いとされる文化により、評価に偏りができることもあるのです。

 

寛大効果を対策しよう!

 

寛大効果を対策するための方法を2つ紹介します。

1つずつ見ていきましょう!

 

1、好き嫌いにとらわれない

 

 

好き嫌いが、寛大効果の原因だと先ほど紹介しました。

 

好きな人を贔屓したくなる気持ちは分かります。

でも、それでは正しい判断ができなくなり、色んなものに影響してしまいます。

 

普段の友達関係ぐらいなら良いですが、仕事などで贔屓しすぎると、大事なシチュエーションで失敗することもあります。

 

ですから、好き嫌いという先入観だけで間違った判断をしないように注意しましょう!

 

2、悪い点を指摘する

 

 

普段、私たちは家族・友達・会社の先輩や後輩・他の組織の人など色んな関わりがありますよね。

 

そういった人たちと関わる上で、相手の悪い部分を受け入れて、寛大に評価することは非常に優しいことだと思います。

相手を傷つけないですし、敵対が生まれるのも防げます。

 

しかし、寛大な評価が本当に正しいのでしょうか?

どうすることもできない短所ならまだしも、改善できる短所なら改善した方が良いです。

 

なので、相手に悪い部分があるなら、今後のためにも指摘するべきだと思います。

 

指摘することで、相手は悪い部分を認識します。

そうすれば、相手が悪い点を改善する可能性がでてきます。

 

全員が改善してくれるとは限りませんが、相手の悪い部分を我慢し続けるよりは、今後の人間関係が良くなりやすいです。

 

ですから、悪いと思った点を、相手に言葉を選びながら伝えましょう!

 

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どんま
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最後まで読んでくれて、ありがとうございます!

 

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