【内集団バイアス】とは?自分たちは凄いと思ってしまう現象!

 

どんま
こんにちは!どんまです。

今回は心理学用語の『内集団バイアス』について紹介していきます。

 

私たちは、普段なにかしらの集団に属しています。

国、地域、学校、会社、サークル、友達のグループ

 

国という大きい単位から、友達同士の小さなものまで、数多くの集団があり属しています。

そんな私たち一人一人に関係し、起こり得るのが内集団バイアスです。

 

今回は、内集団バイアスについて分かりやすく紹介していくので、ぜひ最後まで読んでください!

 

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  • 集団で起こる問題を知りたい人

 

それでは、さっそくみていきましょう!

内集団バイアスとは?その意味は?

 

 

内集団バイアスとは

自分の所属している内集団に対して好意を持って高い評価をし、自分たちの方が優れていると思い込むこと

 

どんま
この現象は、自分の所属している内集団と、それ以外の外集団がある時に起こるものなんだ!

内集団と外集団の定義はこんな感じだよ。

 

内集団:自分が所属していると感じる集団

外集団:自分が所属していないと感じる集団

 

ここでの注意点は、自分の判断で所属しているかを決めていることです。

 

例えば

ある野球チームに入っているがうまく馴染めず、

「こんな野球チームは嫌いだ!自分はチームの一員じゃない!」

と感じれば、野球チームは外集団になります。

 

反対に、実際には野球チームに入っていなくても、そのチームが好きだったり、チームに入って一緒に野球をしていることを想像・妄想すれば、内集団となるのです。

 

話を本題に戻しましょう。

ですから、自分が所属していると感じる集団(内集団)の方が優れていると思い込むのが、内集団バイアスとなります。

 

次の章では、いくつか例を紹介していきます。

 

内集団バイアスの例!

 

 

内集団バイアスは、私たちの身近の様々な場所で発生しています。

今回はその中から、4つの例を紹介していきます。

 

1、人種

 

日本人の良いところ・日本のすごいところを取り上げたものは沢山ありますよね。

最近では、そういったテレビ番組が前よりも多いように感じます。

 

それらは、日本人から見た外集団である海外と比べて、国民に日本の魅力を伝えているのです。

 

また海外の国でも同様に、できるだけ自国に対して高い評価をしたり、優れていることを国民に示したりします。

 

2、学校

 

同じ出身校、同じ部活やサークルの人には良い印象を受けますよね。

 

例えば、学生のときは、自分と同じコミニティーが良いものだと思ってしまう人がいます。

また、就活中や会社に入社してからも、会社内で自分と近い経歴の人と内集団を作り、好感を持ちあうのです。

 

3、ネット

 

ネット上でも、自分と違う考えや意見の人を叩いたり、誹謗中傷をすることがありますよね。

 

色んな考え・意見があるはずなのに、自分と同じ考えが優れていて、それ以外は良くないものだと思ってしまうのです。

 

4、趣味

 

人それぞれ趣味があると思いますが、趣味でも内集団バイアスが起こりがちです。

 

自分と同じ趣味の人とは、気が合いやすいです。

同じ趣味同士でグループを作ったりもします。

 

ですが、その趣味を理解できない人がいると、その人をよく思わなかったり、下に見てしまう人がいるのです。

内集団バイアスの原因とは?

 

 

内集団バイアスが起こるのには、2つの原因があります。

順番に解説していきます。

 

1、自分の好きなように基準を作れるから

 

例えば、2つの学校があるとします。

それぞれは、こんな学校です。

 

  • 学校A:学力が優秀だが、スポーツは弱い
  • 学校B:スポーツは強いが、学力が良くない

 

こういったときは、お互いの長所を認め合えば良いです。

しかし、内集団バイアスが働くとそうもいきません。

 

学校Aは、学力の良さで基準を作り自分達は優れていると思い込むのです。

学校Bは、スポーツの強さで基準を作り、自分達は優れていると思い込みます。

 

今度は、学校Aの中を覗き込みましょう。

学校Aには、2つのクラスがあり、それぞれ同じ数学のテストをしました。

 

すると、こんな結果が出ました。

  • クラス1、100点、60点、40点、40点
  • クラス2、80点、80点、80点、10点

 

実は、ちゃんと計算すると、クラスBの方が平均点が高くなります。

 

けれど、クラス1の人は

「自分達には100点がいるのに、クラス2では10点のやつもいる!」

 

と感じクラス2を劣っていると判断してしまいます。

 

このように、

内集団の良い点と、外集団の悪い点を基準にする点も、内集団バイアスの原因です。

 

2、外集団との接触の少なさ

 

普段から外集団と関わりを持てないことも原因の1つです。

 

例えば、この2つの学校があるとします。

  • 学校A:学力が優秀だが、スポーツは弱い
  • 学校B:スポーツは強いが、学力が良くない

 

学校Aの人は、学校Bで授業を受ける事がありません。

 

すると、本当はスポーツ以外に良い面があったとしても、気がつくことができないのです。

もしかしたら学校Bのスポーツが強いことさえも知らない可能性だってあります。

 

そうしてしまうと、外部の情報不足により、偏った見方をしてしまうのです。

 

内集団から追い出そうとする黒い羊効果!

 

 

内集団バイアスが働くと、良くない問題が起きます。

その問題を心理学用語で『黒い羊効果』と言います。

 

どんま
黒い羊効果とは、集団に溶け込まない人や能力が低い人を排除しようとすることだよ!

 

内集団バイアスにより、自分達は他よりも優れていたいと思います。

そんな状況で、自分達の足を引っ張ったり、雰囲気が適応していない人がいると

 

  • 「あいつのせいで、この集団は乱れている!」
  • 「足手まといがいるから、他の集団よりも劣るんだ!」
  • 「雰囲気が合っていないやつは、いる意味がない!」

 

こう感じ、集団から排除したり追い出そうとします。

この行為は、仲間はずれや、いじめ、差別などの原因ともなりえます。

 

なので、内集団バイアスが社会的問題につながる事もあるのです。

 

内集団バイアスを対処するために

 

 

ここまで見てきたなら感じると思いますが、内集団バイアスをできるだけ対処した方が良さそうですよね。

そこで、2つの方法をご紹介します。

 

外集団の情報を集めたり、関わってみる

 

情報不足や外見だけで外集団を判断してしまうと、偏った見方になってしまいます。

 

すると、偏見を持って実態を知らないまま、自分達を過大評価してしまいます。

 

そうならないためにも、ぜひ積極的に情報を集めたり、関わってみてください!

本当に内集団が優れているのかが分かるようになります。

 

比べるのをやめる

 

外集団と比べるのをやめてしまう事も1つの手です。

 

それぞれ、考え・価値観・能力などは違うのは当たり前ですし、そこに優劣をつけることは良いとは言いきれません。

 

なので、

内集団を認め、外集団も認める

こんな心構えが大切です。

 

2つの方法のうち自分と合っているものを取り入れて、内集団バイアスを対策しましょう!

関連する心理学用語!

 

どんま
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最後まで読んでくれて、ありがとうございます!

 

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