
こんな人にオススメ
インポスター症候群について知りたい人
自己肯定感が低い人
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
インポスター症候群とは?どんな意味?

インポスター症候群とは
物事を成功・達成したとしても、自分の実力だとは思わないこと
インポスター症候群を
『ペテン師症候群』や『詐欺師症候群』とも言います。
意味だけ見ると「謙虚な人で良いんじゃない?」と感じると思いますが、インポスター症候群は極端すぎます。
つまり、自己肯定感が低すぎるのです。
70%の人が人生で1度は、この症状を経験すると言われています。
そして一般的には女性の方が、インポスター症候群に陥りやすいと考えられています。
しかし、男性の諸君も気をつけてください。
少なからず、男性にもこの症状は見られています。
なので、誰にでも起こりえる厄介なものと言えるのです。
インポスター症候群の由来!

インポスター症候群を英語では、「 Impostor syndrome」と呼びます。
Impostor(インポスター)を日本語に訳すと
「詐欺師」「偽物」といった意味になります。
物事を成功・達成すると、周囲の人は評価してくれますよね。
一般の人なら、周囲に評価してもらえることで
こういう考えになります。
けれど、インポスター症候群の人は違います。
「自分が実力あるものだと、周りの人を騙してしまった…。本当は大したことないのに」
「みんな、正しく評価できていないんだ!」
このようなネガティブな思考回路になりがちです。
こういった自分を「詐欺師」「偽物」と重ねてしまう行為から、インポスター症候群という名前がつきました。
インポスター症候群の特徴!

インポスター症候群が働く人には、3つの特徴があります。
順番に見ていきましょう!
運や環境のおかげだと思う
1つ目は、運や環境のおかげだと思う人です。
確かに、強運や環境の良さにより、成功や達成を後押しします。
けれど、少なからず本人の努力・頑張りがあることで、良い結果が出て評価されるのです。
その自分の努力・頑張りを肯定できず、運や環境ばかりに目がいってしまう点は、この症状の特徴と言えます。
実力あるように見せているだけだと感じる
2つ目は、実力あるように見せているだけだと感じる人です。
これは、先ほどの由来の部分と重複する内容です。
一般の人はこんな思考回路です。
「実力がある」→「周囲から評価された」
反対にインポスター症候群の人は
「自分が実力あるように見せた or 周囲は本当の実力を知らない」→「評価された」
このように、自分が人を騙したと勘違いするのも、特徴の1つです。
周囲からの評価をお世辞だと思う
3つ目は、周囲からの評価をお世辞だと思う人です。
周囲から、讃辞やポジティブな言葉をもらいます。
普通なら嬉しかったり、素直に受け止めたりしますよね。
しかしインポスター症候群の人は、「あの人はお世辞を言っているんだ!」と勘違いします。
お世辞を言ってしまう場面が日常では無いと言い切れませんが、本当に褒めることもありますよね。
その周囲の本意さえも信じきれないのが、インポスター症候群です。
インポスター症候群の原因

インポスター症候群の原因は様々なものがあり、一概には言えません。
そこで、原因の可能性があると思う例を紹介していきます。
過去が原因の場合
- 褒めれた経験が少ない
- 成功や達成を理由にトラブルが起きた
- いじめや周囲から疎外された
- 人を信用できなくなる体験をした
今の環境や性格が原因の場合
- 周囲に自分の実力以上の人がいる
- 周りと同調しなければいけない環境にいる
- 期待されたり、責任を負うのが苦手
- 目立ちたくない

原因は人それぞれ違うので、もしインポスター症候群に悩んでいるのなら、自分に当てはまる原因を見つけてください。
克服するための大きなヒントになるかもしれませんよ!
インポスター症候群を対策しよう!

インポスター症候群を対策するための方法を3つ紹介していきます。
完璧を求めない
1つ目の方法は、完璧を求めないことです。
この症状は、自分を過小評価している状態でもありましたよね。
なぜ過小評価してしまうのか。
その理由は、完璧を求めすぎているからです。
完璧を求めることは、決して悪いことではありません。
ですが、完璧になることは不可能に近いですよね。
言い換えると、完璧になるための道は存在しますが、完璧にたどり着くことはほぼ不可能です。
ですから、完璧を求めすぎず、もう少し気持ちをリラックスしてみると良いですよ。
人の言葉を信用する
2つ目の方法は、人の言葉を信用することです。
インポスター症候群は、あるいみ疑心暗鬼の状態です。
「自分の実力」を信用できないだけでなく、「周囲の讃辞」も信用できていません。
だったらまず始めに、周囲の言葉を信用してみましょう。
褒めてくれたら、お世辞だと思わず、受け止めてあげる。
周囲の言葉を信じれることで、自然と自分自身の実力も認められるようになりますよ。
ポジティブに考える
3つの方法は、ポジティブに考えることです。
ポジティブに考えるコツは、嫌なことも無理やりポジティブな言葉に変換する。
例えば、すごく疲れたと思った時に
「あー疲れた、毎日大変だわ」と思うのではなく
「疲れたってことは、毎日頑張っている証拠だね」
と無理やりポジティブな言葉に変換します。
毎日繰り返すことで習慣化され、自然にポジティブに考えられるようになります。
そうすれば、インポスター症候群で起こる、ネガティブな考えがなくなるはずです。
これら3つの対策法どれか1つでも良いので、ぜひ実行してみてください。
症状が少しでも改善できることを願っています!
インポスター症候群と関連のある心理学用語
「インポスター症候群とは逆の心理状態」
最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
今回は『インポスター症候群』を紹介していくよ!