
この法則を覚えて使ってみるだけで、より良い人間関係を作ることができます。
このページ内では詳しく解説していくので、ぜひ最後まで読んでください。
こんな人にオススメ
- 類似性の法則を知りたい人
- 人間関係に困っている人
- 会話が上手くなりたい人
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
類似性の法則とは?その意味は?

類似性の法則とは
自分と共通点があったり似ている人に対して、親近感や好感をもつこと
つまり、似た者同士が惹かれあうことです。
この法則は友達だけでなく、恋人や上司と部下の関係など、あらゆる人間関係で当てはまるのです。
みなさんも周囲にいる人を思い出してみてください。
自分と似ている人が多いですよね。
それだけ、あらゆる所で類似性の法則が働きかけているのです。
これだけだと、まだ類似性の法則を信じきれない人がいると思います。
信ぴょう性を持ってもらうためにも、実験例を紹介していきます。
類似性の法則の実験例!
類似性の法則は実験でちゃんと証明されているものです。
今回は2つの実験を紹介していきます。
それでは、見ていきましょう!
1つ目の実験内容
アメリカで「セオドア・ニューカム氏」によって行われた実験。
新しく大学の学生寮に入った17人を対象にする。
17人の学生たちは、どうやって友人を作っていくかを調査した。
1つ目の実験結果
最初は、部屋が同じだったり近いなどの、物理的距離感が近いもの同士仲良くなった。
しかし、調査を長期間してみると、だんだん価値観が近かったり好きなものが似ている人と仲良くなっていくのが見られた。
見てわかるように、自分に似ている人と友達になっていますよね。
もう1つ実験を見ていきましょう。
2つ目の実験内容
アンケートを手紙として送り、アンケートに答えてくれるかを調査した。
送り主を2つのグループに分けて、それぞれ手紙を異なった送り方をした。
グループ1、送り主の名前を、受取人に似たものにする
グループ2、送り主の名前は、受取人とまったく違うものする
その際に、送り主と受取人の間に面識はない。
2つ目の実験結果
グループ1のやり方だと、60%近い人がアンケートに協力してくれた。
グループ2のやり方では、30%程の人しかアンケートに協力してくれなかった。
2つのグループで実験の結果が大きく異なっていますよね。
名前を似せるという些細なことでも、類似性の法則が働いているのが分かります。
相手との共通点を見つけてみよう!


相手との共通点を見つけることで、類似性の法則は働きます。
そこで、共通点を見出せるものを大きく5つに分けてみました。
- 趣味
- 好きな物と嫌いな物
- 価値観
- 所属
- 見た目
順番に説明していきます。
共通点1、趣味
どんなことを趣味としているのか、それが同じだったり似ていると良いです。
会話が弾みやすいですし、何よりも相手に好意を持ちやすいです。
共通点2、好きな物と嫌いな物
これも共通点として見つけやすいですよね。
相手がどんな好き嫌いがあるのかで、接し方も変わるはずです。
共通点3、価値観
価値観も関わっていく上で大事なことです。
趣味や好き嫌いが違くても、価値観が同じだと相手に惹かれることが多々あります。
共通点4、所属
所属とは例えばこんなものがあります。
- 住んでいる地域
- 通っている会社や学校
- 趣味のコミニティーや部活・サークル
これらが一緒の人とは、関わる頻度が多いですし、会話のネタにもなります。
共通点5、見た目
内面だけでなくて、外見でも人を判断します。
外見とは、顔や服装、仕草などがあります。
こういったものが似ていると、親近感が湧きやすいのです。
類似性の法則を働かせる!

類似性の法則をうまく活用できれば、より良い人間関係を作り出すことができます。
そこで、類似性の法則を働かせられる3つのテクニックを紹介していきます。
- 共通点を見つける
- バックトラッキング
- ミラーリング
順番に解説していきます。
共通点を見つける
1つ目は、共通点を見つけることです。
そのために色々質問してみてください。
- どんなものが好きor嫌い
- 趣味はあるのか
- 生まれたところや、住んでいる場所
これらを聞き出して、自分も同じだったら相手に伝えてあげましょう。
共通点があることが分かり、親近感を持ってくれるはずです。
バックトラッキング
2つ目は、バックトラッキングです。

相手の言った事を、同じニュアンスのまま相手に返すことだよ!
簡単な例を挙げてみます。
こんな感じで同じような言葉を繰り返していますよね。
こうすることで、似た言葉を発する=自分と似ている人となります。
バックトラッキングは、会話を上手にする上では欠かせないものです。
下にリンクを貼っておくので、コミニケーション能力を上げたい人は、ぜひ読んでみてください。
ミラーリング
3つ目は、ミラーリングです。

例えば、食事の場面ではこういったミラーリングがあります。
- 同じメニューを頼む
- 相手がコップを持ったら、自分もコップを持ってみる
仕草や行動を真似することで、相手は自分と似ているように感じます。
ただし、やりすぎは相手に変な印象を与えてしまうので、気をつけてください!
類似性の法則の注意する点!

類似性の法則には注意点があります。
注意点:嘘をつかない
いくら相手との共通点が欲しくても嘘をつくのは良くないです。
関係が親密になっていけば、いずれ嘘だとバレてしまうからです。
嘘がバレると、相手からの信頼を失いかねません。
最悪、関わることを拒否されてしまう恐れもあります。
ですから、正直に辛抱強く相手との共通点を見つけていくのをオススメします。
類似性の法則のまとめ
- 自分と共通点があったり似ている人に対して、親近感や好感をもつこと
- 趣味
- 好きな物と嫌いな物
- 価値観
- 所属
- 見た目
- 共通点を見つける
- バックトラッキング
- ミラーリング
- 嘘をつかない
最後まで読んでくれて、ありがとうございます。
今回は『類似性の法則』を紹介していくよ!