【4つのヒューリスティック】とは?その具体例や良し悪しを解説!

 

こんにちは!どんまです。

今回は『ヒューリスティック』について紹介していきます。

 

心理学で使われる用語ですが、教養としてもぜひ覚えてもらいたいものです。

 

それでは、さっそく見ていきましょう!

ヒューリスティックとは?どんな意味?

 

 

ヒューリスティックとは

人が判断や意思決定をするとき、無意識に勘や経験に頼ってしまう法則のこと

 

つまり、勘や経験をもとに物事を考えることです。

 

この行為はメリットがありますが、デメリットもあるものになっています。

そして誰でも無意識にやってしまうからこそ、この機会に理解してもらいたい内容です。

 

まず始めに4つのヒュースティクについて紹介していきます。

 

4つのヒューリスティック!その例とは?

 

 

実はヒューリスティックには4つの種類があります。

 

4つのヒューリスティック
  • 利用可能性ヒューリスティック(想起ヒューリスティック)
  • シミュレーションヒューリスティック
  • 代表性ヒューリスティック
  • 固着性ヒューリスティック

 

順番に解説していきます。

 

利用可能性ヒューリスティック(想起ヒューリスティック)

 

1つ目は、利用可能性ヒューリスティックです。

別名で『想起ヒューリスティック』とも呼ばれます。

 

利用可能性ヒューリスティックとは

イメージしやすかったり、記憶から取り出しやすい情報で物事を考えること

 

 

1つ問題があります。

Q、車の事故と飛行機事故、どちらの方が確率が高いでしょうか?

 

世間の声
飛行機のが危なそうだから、飛行機かな?

 

統計的に判断すると、圧倒的に車の事故の方が多いんです!

 

しかし世間一般では、なぜか飛行機事故の方が多いと勘違いされ、沢山の人が事故死していると思われています。

 

世間の声
毎日、飛行機に乗っていれば車の事故より多くなるでしょ?

 

実際は毎日飛行機に乗ったとしても、事故が起こるのは8000年に一度ぐらいの可能性だそうです。

 

それでも飛行機事故の方が多く感じてしまうのは、利用可能性ヒューリスティックが働いているからです。

 

飛行機の操縦が難しかったり、トラブルが起こりやすいイメージがあり、事故がたくさん起きていると勘違いするのです。

さらにメディアもよく飛行機事故を取り上げているので、記憶から取り出しやすい点も勘違いの原因と言えます。

 

シミュレーションヒューリスティック

 

2つ目は、シミュレーションヒューリスティック

 

1つ想像してもらいたいことがあります。

 

Q、もし受験前に恋人に振られたらどうなると思いますか?

 

世間の声
恋人に振られたショックで、受験も失敗している場面が頭に浮かぶよ…

 

もしあなたも同じように想像したなら、シミュレーションヒューリスティックが働いています。

 

シミュレーションヒューリスティックとは

ある物事を考えたときに、実際以上の場面まで想像してしまうこと

 

先ほどの例だと、もし恋人に振られたとしても受験がどうなるかは分かりません。

なぜなら恋愛と受験を必ずしも結びつけることができないからです。

 

しかし、シミュレーションヒューリスティックが働き、勝手に受験を失敗してしまう場面まで想像してしまうのです。

 

代表性ヒューリスティック

 

3つ目は、代表性ヒューリスティックです。

 

こんな場面を想像してみてください。

 

あなたは小学生で、クラスに男の子の転校生が入ってきました。

その子は大きなメガネをかけていて、小さな声で自己紹介をしました。

 

この転校生はどういう子だと思いますか?

 

世間の声
メガネをかけているし、声も小さいから真面目でおとなしい子かな?

 

実際には、この子が悪さばかりする問題児でした。

 

真面目やおとなしい子を予想するのは、代表性ヒューリスティックが働いているからです。

 

代表性ヒューリスティックとは

固定観念や典型的な考えで物事を判断すること

 

つまり、少ない経験をもとにしたり、一般的な考えで物事を見てしまうのです。

 

先ほどの例だと

  • メガネ=真面目、頭が良い
  • 声が小さい=おとなしい

 

こうやって物事を判断しているのです。

実際には緊張して声が小さくなっただけかもしれませんし、メガネをかけている問題児だっています。

 

しかし代表性ヒューリスティックが働き、物事が典型的な考えで判断されてたのです。

 

固着性ヒューリスティック

 

4つ目は、固着性ヒューリスティックです。

 

質問ですが、あなたならどちらの方が安いと感じますか?

  • 3万円のシャツが売られている
  • もともと5万円のシャツが3万円で売られている

 

世間の声
下の方が安く感じるな〜

 

同じ値段のはずなのに後者の方が安く感じるのは、固定性ヒューリスティックが働いているからです。

 

固定性ヒューリスティックとは

前の情報を基準にして、物事を判断すること

 

同じ3万円でも後者の方は「5万円という前の情報」を基準にして3万円を見ています。

そうすると、3万円単体で見るよりも安く感じるのです。

 

前の情報を基準に物事を判断してしまうことを『アンカリング効果』とも言います。

詳しくはこの記事を参考にしてみてください。

【心理学】アンカリング効果とは?その具体例やマーケティングの応用方法!

 

以上が4つのヒューリスティックでした。

次になぜヒューリスティックが働くのか、その理由を説明していきます。

ヒューリスティックが働く理由!

 

 

ヒューリスティックが働くのには理由があります。

 

その理由は、日々の生活で多くの判断や意思決定をする必要があるからです。

 

実はヒューリスティックが働くと、私たちが使うエネルギーを節約できるのです。

詳しくは次の章で話します。

 

使うエネルギーを節約できるとしたら、とても楽ですよね。

生きるための判断や意思決定を効率よくできるからです。

 

  • 辛いものが食べたいなら、赤色のパッケージを探せばいい
  • 雨が降っているなら気温が低いだろう
  • 半額で千円なら安いはずだ

 

このようにヒューリスティックを働かせることで、わざわざ統計をもとにしたり、論理的に考えなくて済むのです。

 

反対に、1つ1つちゃんと考えて判断してしまうと、疲れきっちゃいます。

 

それを防ぐという意味でも、ヒューリスティックは働きかけます。

 

ヒューリスティックの良い点とは?

 

ヒューリスティックが働くと2つの良い点があります。

 

それは

  1. わりと正確な判断ができる
  2. エネルギーの節約+効率化

 

1つずつ見ていきましょう

 

良い点1、わりと正確な判断ができる

 

 

1つ目の良い点は、わりと正確な判断ができることです。

 

ヒューリスティックは、経験や勘をもとに意思決定することでしたよね。

経験していることは、その場面に遭遇する確率が多いということです。

 

  • いかつい人は声が低い

 

これは、一般的な考えで物事を判断する代表性ヒューリスティックの例です。

 

でもこれって合っていることが多くないですか?

いかつくて声が高い人ってあまり見かけませんよね。

 

ですから、わりと正確な判断ができていると言えます。

 

こんな例もあります。

  • 黄色の看板は危険を表している

 

これも代表性ヒューリスティックですが、当たっていますよね。

 

なぜならよく道路や工事現場で、危険を表すものとして黄色い看板を使っています。

 

なので、これもわりと正確に判断できているのです。

 

良い点2、エネルギーの節約+効率化

 

 

2つ目の良い点は、エネルギーの節約+効率化です。

 

前章でもちょこっと話した内容です。

 

状況によっては十分な情報を確保できません。

だけど、私たちは日々多くの判断や意思決定に迫られています。

 

そんな状況下で初対面の人を判断しろと言われても無理があるのです。

 

その人のデータがあるわけではないので、統計的に判断できません。

かといって論理的に判断するのも多くのエネルギーを必要とします。

 

ヒューリスティックを働かせ、見た目や話した感じから、経験と勘をもとにどんな人か見分けるしかないのです。

 

すると考えるエネルギーを節約できますし、素早く判断できるため時間を効率的に使えます。

 

そういったエネルギーの節約+効率化ができる点も、ヒューリスティックの良い点と言えます。

 

ヒューリスティックの注意点!

 

ヒューリスティックにも2つの注意点があります。

 

この2つです。

  • 完璧な答えは出ない
  • 誤解を招くことがある

 

1つずつ説明していきます。

 

注意点1、完璧な答えは出ない

 

 

1つ目の注意点は、完璧な答えは出ないことです。

 

ヒューリスティックはあくまでも経験や勘を頼りに意思決定したものです。

 

統計があるわけでも、ちゃんとした根拠があるわけではありません。

ですから完璧な答えは出ません。

 

先ほど紹介した例を見て見ましょう。

  • 黄色の看板は危険を表している

 

確かに工事現場などでは黄色い看板が使われていますが、黄色い看板のラーメン屋だってあります。

 

間違っているわけではありませんが、完璧な答えにはなっていないのです。

そういった意味でも、ヒューリスティックの注意点と言えます。

 

注意点2、誤解を招くことがある

 

 

2つ目の注意点は、誤解を招くことがある事です。

 

利用可能性ヒューリスティックの例を見ていきます。

Q、コンビニと美容院、日本ではどちらが多いでしょう?

 

答えは、圧倒的に美容院の方が多いです。

 

私たちは髪の毛を切る回数よりも、コンビニに行く回数のが多いですよね。

するとコンビニにばかり注意がいき、多くのコンビニがある日本をイメージしやすいのです。

 

こういった「コンビニに行った」という経験をもとにしてしまうと、誤解を招くことがあるのです。

なので、できるだけ注意する必要があります。

 

コンビニばかり目がいってしまうのは『選択的注意』が働いているからです。

まだ知らない方は、ぜひこの記事を読んでみてください!

【心理学】選択的注意とは?日常での具体例や動画を含めて解説!

ヒューリスティックのまとめ

 

最後にこのページ内をまとめていきます。

 

ヒューリスティックとは

  • 人が判断や意思決定をするとき、無意識に勘や経験に頼ってしまう法則のこと

 

4つのヒューリスティック

  1. 利用可能性ヒューリスティック(想起ヒューリスティック)
  2. シミュレーションヒューリスティック
  3. 代表性ヒューリスティック
  4. 固着性ヒューリスティック

 

ヒューリスティックが働く理由

  • 日々の生活で多くの判断や意思決定をする必要があるから

 

ヒューリスティックの良い点

  1. わりと正確な判断ができる
  2. エネルギーの節約+効率化

 

ヒューリスティックの注意点

  1. 完璧な答えは出ない
  2. 誤解を招くことがある

 

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。

 

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