こんにちは!どんまです。
このブログを選び、読んでくれてありがとうございます。
今回は心理学用語の『確証バイアス』について紹介していきます。
これはとても有名な心理学用語なので、ぜひこの機会に覚えていってください!
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
確証バイアスとは?どんな意味?

確証バイアスとは
自分の持った考えや先入観を、正しいと証明できる情報ばかり集めてしまう心理現象
つまり自分にとって都合の悪い情報は、あまり集めたがらないのです。
みなさんも無意識にこういった行為をしている可能性があります。
なぜこの心理現象が起きてしまうのかと言うと、
人間は自分の考えや、持っている情報を正しいと思いたいからです。
世界には、様々な情報が溢れかえっていますよね。
そんな多くの情報の中から、私たちは自分で信じたいものを選んで信じます。
そして、持っている情報によって自分の考えが変わっていきます。
しかし、それ情報や考えが間違っていたり否定されたらどうでしょう?
まず未来が不安になりますし、過去にやってきたことも無駄になってしまう気がします。
何よりも、自分自身を否定されている感じがするのです。
それを防ぎたいがために確証バイアスが働いてしまいます。
次に確証バイアスをよりイメージしやすいように、3つ具体例を紹介していきます。
確証バイアスの3つの具体例!
確証バイアスは、私たちの知らない間に働いている心理現象です。
今回は、数多くの確証バイアスから3つの具体例を選んでみました。
順番に見ていきましょう!
確証バイアスの具体例1、占い

1つ目の具体例は、占いです。
テレビや雑誌では占いの特集をされていたり、街中でも占い師が直接お客さんを見てあげたりと、身の回りの色んな場所に占いがありますよね。
例えば、12星座運勢ランキングがあります。
みなさんも1度は見たことがあるのではないでしょうか?
もし自分の星座が1位を取ったらどうでしょうか?
なんだか信じてみたくなりますよね。
逆に自分の星座が12位だったらどうでしょう。
誰でも自分に不幸が起きてしまうなんて嫌ですよね。
ですから、信じないで忘れようとするはずです。
これは確証バイアスが働いている証拠です。
自分にとって良い情報だけ集めて信じようとするのです。
占いがよく当たるのにも『バーナム効果』というものが関連しています。
まだ知らない方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!
確証バイアスの具体例2、いじめ

具体例の2つ目は、いじめです。
先ほど、人は自分の考えが正しいと思いたいと紹介しました。
嫌いな人や自分と合わない人はどんな考え方ですか?
おそらく自分とは違った考え方を持っていたり、異なる価値観の人が多いはずです。
人はそういったものを信じたくありません。
自分の考え方や価値観を信じたいのです。
すると、嫌いな人や自分と合わない人がいる現実を拒み、いじめが起きてしまうのです。
このように確証バイアスによって、社会問題が起きてしまうこともあります。
確証バイアスの具体例3、ギャンブル

具体例の3つ目は、ギャンブルです。
日本には競馬やパチンコといったギャンブルがあります。
競馬を例に挙げると、自分の買った馬券は当たるはずだと信じてしまいますよね。
もしその馬券が外れたとしても
- 運が悪かっただけだ
- 次こそは当たるはずだ
こう思ってしまいます。
これも確証バイアスが働いている証拠です。
自分の信じたものは正しいと思い、実際に起きた結果や自分と違った予想を信じようとしないのです。
そもそも自分の考えが正しいと思えないなら、ギャンブルなんて続かないですからね。
ギャンブルがやめられない人にも心理的理由があります。
もし気になる方は、これを参考にしてみてください!
確証バイアスを対策する方法!
確証バイアスは少し厄介に見えますよね。
実はそんな確証バイアスを対策することができます。
ここでは2つの対策法をお教えします。
順番に説明していきます。
確証バイアスの対策法1、周りの意見に耳を傾ける

確証バイアスが働いてしまうと、自分の考えを正しいと思い、それを証明する情報ばかり集めてしまいます。
そうしてしまうと主観的になりすぎたり、偏った考え方になってしまいます。
それを対策するためにも周りの意見に耳を傾けることが大切です。
そうすることで、客観的な意見を取り入れることができます。
同時に柔軟な考え方もできるようになるのです。
最終的には確証バイアスに振り回されないで済むのです。
確証バイアスの対策法2、自分の考えに疑問を投げかける

周りの意見に耳を傾けること以外だと、自分の考えに疑問を投げかけることがオススメです。
例えば
- 本当に自分の意見はあっているのか?
- どんな反対意見がある?
- どうしてこの考えになったんだ?
こんな感じに自分の考え、意見に対して疑問を投げかけます。
すると自分の考えを論理的にできますし、客観的に確認することもできます。
それが出来ると考え方の間違いに気づいたり、修正することが可能です。
ですから、自分に疑問を投げかけることで確証バイアスを回避できるのです。
確証バイアスは悪いことだけじゃない!

ここまで確証バイアスについて紹介してきましたが、どんな印象をお持ちになられましたか?
人によっては「確証バイアスは良くないことだ!」と思う人もいますよね。
確かに、確証バイアスは主観的になったり、偏って考えになるというデメリットがあります。
しかし、確証バイアスは悪いことばかりではないのです。
例えば、多くの実業家が自分の考えを正しいと思い、行動に移してきました。
もし彼らが自分の考えを信じきれていなかったら、もしかしたら今の成功はないかもしれません。
つまり確証バイアスを働かせ、自分の意見を曲げてはいけない時もあるのです。
注意していただきたい点は、彼らはいろんな意見に触れてきた上で自分の考えがあることです。
ただ単に自分の意見を信じているだけでは、確証バイアスに振り回されてしまうだけなので、注意が必要です。
確証バイアスのまとめ
最後にこのページ内を簡単にまとめていきます。
確証バイアスとは
- 自分の持った考えや先入観を、正しいと証明できる情報ばかり集めてしまう心理現象
確証バイアスが起こる原因
- 人間は、自分の考えや持っている情報を正しいと思いたいから
確証バイアスの3つの具体例
- 占い
- いじめ
- ギャンブル
確証バイアスの対策法
- 周りの意見に耳を向ける
- 自分の考えに疑問を問いかける
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