【解説】同調行動とは?その具体例や問題点!

 

こんにちは、どんまです!

このブログを選び、読んでくれてありがとうございます。

 

今回は心理学用語の『同調行動』について紹介していきます。

 

それでは、さっそく見ていきましょう!

同調行動とは?どんな意味?

 

 

気が付いたら周囲の人と同じ行動をしていた、そんな事って誰でもありますよね。

実はこの行為を『同調行動』と呼びます。

 

同調行動とは

無意識に周囲の人と同じ行動をすること

 

世間の声
同調行動をするのは、しょうがないよね?

 

確かに同調行動は無意識な行為なので、仕方ない部分はあります。

 

しかし同調行動が原因で、いくつかの問題点が発生するのです。

それについては、最後の章で紹介していきます。

 

まず最初に、同調行動が発見された有名な実験を見ていきましょう!

 

同調行動の実験例!

 

 

同調行動を検証したものとして、アッシュの同調実験があります。

これは心理学者の「ソロモン・アッシュ氏」が行ったものです。

 

実験の内容

参加者を集めて8人グループにする。

その内の7人がサクラで、実験対象者は各グループ1人になる。

その8人グループをいくつも用意した。

 

参加者は18個の問題を答えてもらった。

 

その際のポイントはこの2つです。

  • 参加者(サクラ7人、実験対象者1人)はお互いの回答が分かる
  • 7人のサクラの回答は、ソロモン・アッシュ側が操作している

 

実際に出た問題はこんな感じです。

Q、一番左の棒線と同じ長さのものは、ABCの内どれでしょう?

 

7人のサクラは18個中、12個の問題をわざと間違えるようにさせた。

引っ掛け問題などではなく、ちなみに答えはCです。

 

実験の結果

  • 先ほどの問題は、実験対象者のうち32%がサクラにつられて、誤った回答をしてしまった。
  • サクラがわざと間違える12個の問題のうち、実験対象者が少なくても1回は間違えた(同調した)確率は、75%であった。

 

簡単な問題にあるにも関わらず、周囲の人に同調した行動をしていますよね。

それだけ同調行動は影響力が大きいものなんです。

 

同調行動の具体例は流行もの?

 

 

この同調行動は、私たちの身の回りでもよく起きている現象です。

その例として挙げられるのは「流行もの」です。

 

日常のいたるところで、流行しているものがありますよね。

 

例えば

  • ファション
  • 食べ物
  • 音楽
  • 言葉
  • キャラクター
  • テレビ番組やYoutube動画

 

これ以外にも多くのジャンルで流行はあります。

 

この流行は同調行動によって起こされているものです。

 

「みんながやっているから〇〇しよう」

「流行っているから〇〇してみる」

 

このように周囲の人と同じ行動をしてしまっているのです。

ですから、流行のある場所に同調行動もあるのです。

 

同時に、流行が起きている所では『バンドワゴン効果』も働いています。

まだ知らない方は、ぜひこの記事を読んでみてください!

流行に乗ってしまうバンドワゴン効果とは?その具体例や応用方法!

同調行動が起こる原因は?

 

同調行動をしてしまうのには、3つの原因があります。

 

こちらの3つです。

  1. 周りの目線を気にするから
  2. 良いものを効率的に選べるから
  3. 安心感を得られるから

 

順番に紹介していきます。

 

原因1、周りの目線を気にするから

 

 

原因の1つ目は、周りの目線を気にするからです。

 

例えば

  • 自分だけ違うとどう思われるだろう?
  • 自分は間違っているのかな?
  • 目立ったらどうしよう

 

こういう風に人は周りの目線を気にします。

 

なぜなら周りの人と違う部分があると、指摘や非難されます。

人と違うだけで大きな問題が起こることもあります。

その問題については次の章で紹介します。

 

人はこういった事を避けたいがために、周りの人と同調しようとします。

周囲と同じ行動をすれば、浮いてしまう可能性も下がるからです

 

ですから、周りの目線を気にするがあまり、同調行動を起こしてしまうのです。

 

原因2、良いものを効率的に選べるから

 

 

原因の2つ目は、良いものを効率的に選べるからです。

 

例えば

  • 食べログで大勢の人が高評価した店に行く
  • アカデミー賞を受賞した映画を見る
  • 流行っているスイーツを食べる

 

高評価、受賞、流行り」という言葉は、多くの人に良いと思われた証拠ですよね。

同調行動をすることで、深く考えずにそういったものを経験できます。

 

もし自分で良いものを探すとなると、失敗する可能性が高いです。

 

例えば

  • たまたま入った店が美味しくなかった
  • 面白そうだから見た映画がつまらなかった
  • 買ったスイーツが好みじゃなかった

 

こういった失敗は同調行動することで、避けることができます。

言い換えると、効率よく良いものに触れられるのです。

 

ですから、そういった面も同調行動を起こしてしまう原因と言えます。

 

原因3、安心感を得られるから

 

 

原因の3つ目は、安心感を得られるからです。

 

もし自分が、周りの人や世間がやっている事をしていないと不安になります。

 

すると、こう考えてしまいます。

  • 自分は感覚は間違っているのか?
  • 自分は仲間外れになっているのでは?
  • 自分の評価が下がっているのでは?

 

この不安を取り除くために、周りと同調した行動をします。

同調をする事で、こういった不安がなくなっていきます。

 

最終的に安心感を得られるのです。

 

ですから、安心感を得たいがためについ同調行動をしてしまうのです。

 

同調行動の問題点とは?

 

同調行動をしてしまうと、時には良くない影響を及ぼすこともあります。

最後に、同調行動の3つの問題点を紹介していきます。

 

1つずつ見ていきましょう!

 

問題点1、自分の意見や個性がなくなる

 

 

問題点の1つ目は、自分の意見や個性がなくなることです。

 

周りの行動に合わせることで、自分で考える必要がなくなります。

なぜなら、考えないでも同調することで、その場をやり過ごせるからです。

 

もし意見があったとしても、周りの目線を気にするがあまり、自分の意見を押し殺してしまいます。

 

だんだんと周りに合わせるだけの個性がない人になっていくのです。

ですから、その点は同調行動の問題点と言えます。

 

問題点2、いじめなどの社会問題が起こる

 

 

問題点の2つ目は、いじめなどの社会問題が起こることです。

 

同調行動をしないと

  • 変わっている人
  • 間違っている人
  • 空気が読めない人

 

こういった見られ方をする可能性があり、いじめの標的になることもあります。

 

いじめをする側の人も同調行動を起こします。

するといじめをしていなかった人も、一緒になっていじめをするようになります。

 

いじめが起きれば、自殺など他の社会問題が起こる可能性も上がってしまうのです。

そういった意味でも、同調行動は社会問題の発端になります。

 

問題点3、間違ったことをする恐れがある

 

 

問題点の3つ目は、間違ったことをする恐れがあることです。

 

周囲や世間の人がやっていることが、必ずしも正しいとは限りません。

時には間違ったこともされているのです。

 

間違った行為をこんな考えでやってしまいます。

  • みんなやっているから
  • 世間の常識だから
  • やらないといけないから

 

こういう理由だけでやるのにはリスクがありますよね。

なぜなら大勢がやっていたとしても、間違ったまま広まっただけの可能性があるからです。

 

なのでそういった面でも、同調行動の問題点となります。

関連する用語!

 

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記事のリンクもあるので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

傍観者効果
  • ある事件が起きたときに他にも傍観者がいると、自分から率先して行動することができないこと

【解説】傍観者効果の実験や事件とは?そして原因と対処法!

 

リスキーシフト
  • 集団で何か決定したり、動いたりするときに、危険な選択をしがちなこと

【リスキーシフト】とは?集団では危険な選択をしがちです。

 

 

同調行動のまとめ

 

最後にこのページ内を簡単にまとめていきます。

 

同調行動とは

  • 無意識に周囲の人と同じ行動をすること

 

アッシュの同調実験

  • ソロモン・アッシュ氏が行った同調行動を証明する実験

 

同調行動が起こる3つの原因

  1. 周りの目線を気にするから
  2. 良いものを効率的に選べるから
  3. 安心感を得られるから

 

同調行動の3つの問題点

  • 自分の意見や個性がなくなる
  • いじめなどの社会問題が起こる
  • 間違ったことをする恐れがある

 

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